京都の伝統あるお祭りの1つ「葵祭」では、女人列の中心となるヒロインの斎王代が選ばれます。
毎年、選ばれた斎王代が話題になりますが、斎王代にかかる費用と内訳が驚愕の数字で、決め方の基準にもこだわりがあるとのことです。
そこで、今回は、葵祭の斎王代にかかる費用と決め方についてご紹介していきます。
スポンサードリンク
【葵祭】斎王代とは?
葵祭なう。#kyoto #葵祭 #斎王代 pic.twitter.com/q8cducFnCX
— 奈良の福 (@fuku_musuko) May 15, 2017
斎王代とは、6世紀に皇室から差し出された皇女を神に仕えさせた「斎王」に起因しています。
その後、斎王制度は一旦なくなり、江戸時代に斎王制度復活を目指す運動が起こるも復活することはありませんでした。
しかし、昭和28年に路頭の儀が復活すると、昭和31年には祭りを華やかにするために斎王代と女人列が創設されました。
かなり簡易的に説明しましたが、もっと掘り下げて知りたいという方は、こちらから葵祭の歴史をご参照ください。
ここから、今回の本題となる斎王代にかかる費用と決め方の基準についてご紹介していきます。
スポンサードリンク
【葵祭】斎王代にかかる費用に驚愕!
葵祭斎王代・上賀茂神社 pic.twitter.com/Nl9VgzkYnL
— 座工房 (@7368EWoaeXPJ1or) May 15, 2018
葵祭で斎王代に選ばれることは、京都女性の憧れと言われており、選ばれたらとても名誉なことです。
しかし、斎王代に選ばれると衣装などの費用が実費となっていて、トータルでかかる費用を調べてみたところ「1000万円~2000万円前後」もかかるそうです(汗)
エリートサラリーマンの年収ですら追い付かないような金額ですが、歴史の深い葵祭の維持費としての寄付金も含まれているとのこと。
それにしても、何にこんな大金がかかっているのか、斎王代にかかる費用の内訳についてもご紹介しておきます。
スポンサードリンク
【葵祭】斎王代にかかる費用の内訳をチェック!
斎王代が下鴨神社に到着しました。#葵祭 #京都 pic.twitter.com/RJ5UCOQRyC
— 西田健作 (@nishida_k1) May 16, 2023
葵祭の斎王代にかかる費用の内訳ですが、一番大きな金額がかかっているのは、斎王代が身にまとう十二単です。
葵祭は、歴史の深い由緒ある祭りですから、毎年、特別な想いを込めて新たな十二単を作っています。
一般的な十二単ですと数万円で購入することも可能ですが、斎王代で使う十二単にかかっている費用は「数百万円」と言われています。
また、着用した十二単のクリーニング費用も実費なのですが、クリーニング費用も「数百万円」かかるという驚愕の事実がありました。
さらに、自身にかかる費用だけでなく、行列にかかる費用「数百万円~数千万円」、関係者各位にかかる食事代なども自己負担となっています。
内訳 | 費用 |
---|---|
衣装(十二単) | 数百万円 |
クリーニング | 数百万円 |
行列 | 数百万円~数千万円 |
関係者(食事代など) | 数万円~数十万円 |
壮大な葵祭を長年続けてこられた背景には、こういった事実もあったということですね。
次に斎王代の決め方の基準について確認していきましょう。
スポンサードリンク
【葵祭】斎王代の決め方の基準は家柄?お金持ち以外NG?
【京都三大祭】
京都三大祭のトップを飾る「葵祭」が行なわれました。
令和初の「斎王代」は会社員の負野李花さんです。https://t.co/Zo8dfTiXbp pic.twitter.com/NADtMLG1gs— 産経ニュース (@Sankei_news) May 15, 2019
葵祭の斎王代に選ばれると、名誉なことである一方、とてつもない費用がかかるということで、決め方の基準も気になった方も多いのではないでしょうか。
由緒ある家柄やお金持ち以外NGといった情報も見かけますが、必ずしもお金持ちでなければいけないという決まりはないそうです。
斎王代の決め方について調べてみたところ、やはり一般公募はされていませんでしたが、決め方の基準は「財力<町との関わりの深さ」とのこと。
ただ、ご紹介したような高額の費用を負担できることが条件となるため、結果的に京都と関わりの深い由緒ある家柄のお金持ちのご令嬢様が選ばれるようです。
【葵祭】斎王代の費用や決め方のまとめ
葵祭撮ってきた。
でも、こういうのってほんとあたりが少ない…#葵祭 #京都 #kyoto #京都三大祭り #斎王代 #京都御所 pic.twitter.com/PynNGaxx49— Hikaru (@Zuiko_Mazda) May 15, 2019
葵祭の斎王代の費用、決め方の基準に家柄やお金持ちが関係あるのかについてご紹介しました。
ほとんどの方が斎王代と無縁な環境かもしれませんが、伝統ある葵祭に参加する権利は、皆平等にあります。
毎年、他府県からも多くの参加者が集うお祭りですし、お暇があれば観覧しに行ってみてはいかがでしょうか(*^_^*)
なお、葵祭と並び京都三大祭りの「祇園祭」で選ばれる稚児についても、毎年大きく話題になるので、興味のある方は合わせてご参照ください。