お盆には「海に入るな」という言い伝えがあることをご存知でしょうか?
確かに、迷信・都市伝説的なものもありますが、中には、本当に危険とされる理由があるんです。
決して他人事ではないということで、お盆に海に入るなと言われる4つの理由について!
また、具体的に危険だと言われる期間などについてご紹介していきます。
スポンサードリンク
目次
お盆の海はダメ?危険?
日本には、昔から語り継がれる都市伝説・迷信と言われるものがたくさんあります。
その中に、「お盆に海に入るな」というものもあるのですが、その理由に「悪霊」の存在が挙げられています。
というのも、お盆の時期には「地獄の釜の蓋が開く」という言い伝えがあり、海に入ると悪霊に足を引っ張られ、あの世へ・・・
なんていう話があり、その結果、「お盆の海=危険」という決まり事のようになったとされています。
特に、昔の日本の傾向として、霊的なことなどに対して信憑性を感じる方が多かったため、余計にこの話が浸透したと考えられます。
・・・と、ここまでは、いわゆる「都市伝説・迷信」だと軽視される方もいると思います。
ただ、「お盆に海に入るな」と言われるのには、本当に危険だとされる理由があるのです。
なので、お盆の海の危険度について理解を深めるために、しっかり見ていきましょう。
スポンサードリンク
お盆に海に入るなと言われる4つの理由とは?
お盆の海に入るなと言われるのに4つの理由があると言いました。
その中には、本当に危険な理由もあるので、決して軽視せずに知識として頭の中に入れておきましょう。
ちなみに、その4つの理由というのは、以下の通りです。
・お盆の目的はご先祖様と過ごすことだから
・お盆は水難事故が起きやすい時期だから(根拠も有り)
・土用波の危険があるから(漁師も警戒してるよ)
・クラゲが大量発生する時期だから(刺されても知らないよ?)
このように、それぞれの一文だけでも危険であることが想像できる内容となっています。
それでは、これらの理由について詳しく見ていきましょう。
理由1:お盆はご先祖様と過ごす時期だから
まず、お盆の目的をサラッとおさらいしておくと、ご先祖様の霊を迎え入れ、楽しい時間を過ごしてもらい見送る!
つまり、ご先祖様を供養することが、一番の目的とされているわけです。
だから、ご先祖様が帰ってきてくれてるのに、外出はおろか海に遊びに行くなんてこと絶対にあってはならない!
このような考えが浸透した結果、現世でも言い伝えとして根強く残っています。
その背景には、ご先祖様を敬う心の強さ、古き良き時代の風習を大事にする日本人の特徴も強く影響していると考えられます。
ちなみに、ご先祖様を迎え入れ、お見送りする際に行う「迎え火・送り火」については、以下の記事をご参照ください。
- 海には無数の霊が彷徨っている?
個人的に霊感が全くないため、あまりピンとこないのですが、お盆の海には無数の悪霊が彷徨っていると言われています。
ただ、霊感が強い方からすると、突然痙攣が発生したりするほどの霊気を感じたりするらしく、特にお盆の海は危険なんだとか(汗)
でも、なぜ、陸ではなく海に霊は集まってくるのか?
その理由について調べてみると、、、
・水難事故(不慮の事故)に遭った霊は成仏できてない
・成仏してない霊は、お墓・仏壇に出入りできないため、水辺から出入りすると言われている
・お通夜で「死に水」を満足に摂れなかった霊が、のどの渇きを満たしたい一心で膨大な水がある海に集まる
など、言われてみるとありそうな理由がいくつか挙げられていました。
とはいえ、やはり僕も含め霊感のない人にとっては、そこまでピンとこないかもしれませんね(^^;)
続いて、理由その2の水難事故についてです!
理由2:水難事故が起きやすい時期だから
毎年、夏の訪れとともに海(水)遊びを楽しみにしてる方が多い一方で、水難事故のニュースも絶えず報じられています。
その中でも、お盆の水難事故が多いのですが、その主な理由とされているのが以下の2点です!
- 水草が多くて危険
1つ目は、水草が増えてくる時期だからということで、これは、海というよりは川の方が該当するかもしれないですね。
特に、お盆あたりの時期になると長い水草が多くなるので、油断してると身体に絡まって身動きが取りづらくなることがあります。
その結果、溺れてしまうということになりかねないので、十分に気をつけるようにしましょう。
- 水温の低下が激しい
お盆の時期を境に、海水の温度が急激に変化することがあるため、それに伴う体調の変化にも注意が必要です。
急激に冷えると、筋肉が痙攣して動けなくなってしまったり、心臓などへの負担も大きいため危険です。
なので、もうこの時期あたりから水遊びをするなら、海水浴ではなくプールなどを利用するようにしましょう。
続いて、理由その3の土用波の危険性についてです。
理由3:土用波の危険があるから
お盆の時期によく起こる自然現象として「台風」がありますが、この台風によって発生した波浪が周辺の海にも大きな影響を与えます。
そして、その影響により、夏の土用の時期に起こる大波のことを「通称:土用波」と呼んでいます。
この「土用波」は、昔から漁師に恐れられるほど警戒されてる自然現象の1つで、独特のうねりに加え、波の高さは通常の数倍と言われています。
また、突然発生する大波ということもあり、海水浴を楽しんでた方の中からも対応が遅れてしまい溺れてしまったという事例もあるようです。
なので、決して他人事とは思わず、この時期を境に海遊びはなるべく控えるようにしましょう。
続いて、理由その4のクラゲの大量発生についてです。
理由4:クラゲが大量に発生するから
お盆に海に入るなという理由の中に、クラゲが大量発生するからということも挙げられています。
クラゲは、8~10月にかけて大量発生すると言われています。
ちょうどその時期あたりの海にプカプカ浮かぶクラゲを見たことある人も多いのではないでしょうか?
人によっては、「たかがクラゲくらい…」なんて思った方もいるかもしれませんが、クラゲの種類によっては、強烈な毒を持ってるものもいます。
また、頻発に見かけることはありませんが、アカクラゲという種類のクラゲは、たとえ死骸であっても毒性は消えません。
そういった様々な種類のクラゲが大量発生することからも、お盆の時期を境に海に入ることは避けるようにしましょう。
続いて、お盆に海に入るなと言われてる期間について見ていきましょう。
スポンサードリンク
お盆に海に入るなと言われる期間は?
お盆に海に入るなと言われてますが、具体的な期間はいつ頃を指しているのか?
こちらについては、明確に定められていませんが、一般的にお盆の期間は「8月13日~16日」とされています。
なので、この時期を目安に、海に行くことは避けるようにすると良さそうですね。
ちなみに、前半の方で悪霊について記載していた「地獄の窯の蓋が開く」というもの。
これの具体的な期間が8月16日と言われてるので、お盆の期間中でも一番要注意な日と言われているようです。
まとめ
お盆に海に入るなと言われる理由と期間についてご紹介させていただきました。
霊的なところだけで見ると、迷信・都市伝説感が否めませんが、具体的に危険な理由もあることがわかりましたね。
決して他人事ではなく、知ってる・知ってないでは大きな違いがあります。
実際に命に関わるようなことも多いだけに、なるべくお盆の時期を境に海遊びは控えるようにしましょう(^^)
↓お盆に素敵なお供え物を用意しよう↓