恵方巻きを食べるという習慣が当たり前になっていますが、子供に恵方巻きの由来を聞かれることもあることでしょう。
各ご家庭のご両親の方、保育園、幼稚園で子供の指導をしている先生の中に、実際に聞かれて困ったという経験をされた方もいますよね?
今回は、恵方巻きの由来を子供に聞かれた時に、わかりやすく教えるポイントについてご紹介していきますので、お役立ていただければ幸いです。
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恵方巻きの由来を知ろう!
恵方巻き食べにくいし、切った方が絶対に美味い pic.twitter.com/utRkSH1Xyl
— こだのすけ@あひる島 (@callduck_nosuke) February 1, 2019
恵方巻きの由来を子供に教える前に、そもそも由来を知っていなければ教えることもできないので確認していきましょう。
恵方巻きの由来については、諸説あるのですが、遡ると戦国時代からとされているので、わかりやすくまとめると以下のようになります。
【戦国時代】
梶尾良晴(豊臣秀吉の家臣)が戦の必勝祈願で太巻きを食べて、見事勝利を収めたこと
⇒当時、海苔が存在しなかったため、笹を代用した巻き寿司を食べていたという説もあります
【大正時代】
関西(大阪)の芸者、遊女が海苔巻きを殿方の~~~に見立てて、恵方の方向に向かって食べていた
⇒ご覧の通り、イメージのいいエピソードじゃないので、間違ってもこの説に関しては子供に伝えないようにしましょう
次に、恵方巻きの特徴を思い浮かべていただくと、どのようなイメージが出てきますでしょうか?
おそらく、以下のような特徴をイメージされたかと思います。
・太巻きで長い形状の巻き寿司
・基本的に色々な具材で形成されている
・食べる時は1本丸かぶり
このように、パッと見た感じだけでもハッキリとした特徴がありますが、恵方巻きの由来に関係しているのが、長い形状と色々な具材の部分です。
恵方巻きが太巻きで長い形状をしているのには、太く長く生きていけるようにという願いが込められています。
そして、色々な具材については、七福神に由来して7種類の具材が用いられるようになったとされています。
なので、恵方巻きの由来を子供に教えるという目的とするならば、前者のエピソードは省いて、見た目の特徴と具材の意味を伝えてあげればいいでしょう。
具体的な例文を用いた解説は、後ほど記載しておりますので、このまま読み進めていってください(*^-^*)
続いて、恵方巻きが世に流行ったきっかけについてご紹介していきます。
恵方巻きが流行ったきっかけは?
毎年、恵方巻きと当たり前のように言われていますが、元々「幸運巻き寿司」、「丸かぶり寿司」と呼ばれていました。
そして、恵方巻きと呼ばれるようになったのは、なんと「平成時代からだった」とのことで、この意外な事実に驚かれた方も多いようです。
1989年(平成元年)に広島市のセブンイレブン一部店舗で恵方巻きとして販売したことをきっかけに、恵方巻きという名前が歴史に刻まれることになりました。
その後、全国を対象に恵方巻きを販売したところ、「節分=恵方巻き」というイメージが定着したということです(*^-^*)
続いて、恵方巻きを食べるにあたって、重要になる食べる方向の決め方についてご紹介していきます。
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恵方巻きの方向の決め方って?
節分シーズンは「俺の恵方巻き」とか言ってる冴えない男よりパティスリーモンシェールの恵方巻きをプレゼントした方が女にモテる。堂島ロール美味いよね。 pic.twitter.com/vYv38077XG
— とてもイイ男(禁酒0日目) (@iamdamens) February 1, 2019
恵方巻きを食べる際に、その年の恵方の方向を向いて食べるようにと言われますが、その方向の決め方ってどうなっているのでしょうか。
こんな疑問を持たれている方も多いと思いますが、結論としては、4種類の方向を5年周期に「東→西→南→北→南」の順番に繰り返しています。
さらに詳しい話については、以下の食べ方のルールのところで触れていますので、こちらの記事も合わせてご覧になってみてください。
続いて、恵方巻きの由来を子供にわかりやすく教えるポイントについてご紹介していきます。
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恵方巻きの由来を子供にわかりやすく教えるポイント!
セブンイレブンの恵方巻きが美味い^ ^
感慨深い味である pic.twitter.com/Qd0pXykGtd— 上ミノ (@mino_japon) January 9, 2015
恵方巻きの由来について、自身のお子さん、保育園や幼稚園の生徒に「恵方巻き?何それ?」と聞かれた時に、わかりやすく教えるポイントについて解説していきます。
基本的に理解しやすい構成としては、「概要⇒ルール⇒注意点」を子供向けに噛み砕いて話してあげることを意識しましょう。
以下に、要点に沿った簡単な例文を書いてみたので、ご覧になってみてください。
【概要】
恵方巻きというのは、2月3日(節分)に元気で明るく幸せに過ごせるように願いを込めて食べる巻き寿司のことだよ
【ルール】
毎年、あっち(恵方)の方向(指をさす)に幸せを分けてくれる神様がいるから、神様に向かってお願い事をしながら食べるんだよ
巻き寿司の中には、7種類の具が入っているんだけど、それは、7人の神様のことなんだよ、すごいよね
【注意点】
巻き寿司を食べる時は、心の中で神様にお願い事をしながら静かに食べるんだよ
もしも、お喋りしながら食べたら、〇〇ちゃんの口から幸せが逃げちゃうぞぉ
食べ残しをすると神様の失礼だから、お腹を空かせてから食べるようにしようね
食べ終わったら、ちゃんと神様に「美味しかったです、ありがとうございました」ってお礼を言おうね
こんな感じで、こちらの例文を参考にしながら、子供に説明してあげてみてください(*^-^*)
子供に伝えるコツはよりシンプルにすること
恵方巻きの由来、流行ったきっかけ、食べる方向の決め方、由来を子供にわかりやすく教えるポイントについてご紹介させていただきました。
恵方巻きの由来に限らず、何かを子供に伝えるコツは、よりシンプルにすることです。
結局、難しいことをダラダラ伝えてしまったら、子供もすぐに飽きちゃって聞かなくなります。
なので、ある程度抽象的になったとしても、楽しんで聞いてくれるような伝え方を意識してあげるといいでしょう(*^-^*)